セゴビアのバッハ

とにかく暇があれば NAXOS MUSIC LIBRARY で色んなバッハを聞いています。
特に他楽器の編曲を聞いてヒントを見つけています。ハマったのはマリンバとハープ。心地良いです。
でもギターでそれほどふわふわのレガートで弾くのは僕には不可能なので、ハープシコードの装飾音が勉強になります。

そんな中、何種類か聞いた後に、セゴビアの演奏タイムを見て、改めてビックリでした。
シャコンヌが12分13秒!バイオリンでも速い方だよなぁ…と思って聞いてみたら、見事なさばき具合でした。スケールなんて今の若手ギタリストくらい軽やか。1947年の録音だからセゴビアは54歳。ましてやこの時代、編集ができないだろうから一発録り。びっくりの連続でした。

僕が中学生の頃、セゴビアが弾くリュート組曲4番のロンド風ガボットが好きで、FMで録音したカセットテープを何度も聞いていたけど、今、改めて聞くと、セゴビアのバッハは、サラッとしててスカッとしてて晴れやかで爽快だなって思います。セゴビアのスタンダードなサウンドってロマンチックがたっぷりしてるのに(そう思ってるのは僕だけかもしれないけど)、それも含んで、バッハでサラッとスカッと晴れやかで爽快に思わせることが凄い!曲のイメージや思想が徹底してるんだろうなぁ。

僕の中でセゴビアなんか…って思っている部分が一掃されるひとときでした。

すべてはつながっている。

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